
E926形「East i」は、一目でわかるようにE3系をベースとした新幹線の検測車両です。
そのベースは、現在「つばさ」として活躍中の2000番台よりもさらに古い、ツリ目デザインの初期型E3系。
制御装置なども一世代以上前の仕様で、今となっては独特の走行音を響かせる希少な存在になりました。
2025年末にはE3系2000番台が引退を迎えますが、この「East i」も果たしていつまで活躍を見せてくれるのでしょうか。
ドクターイエローは次世代型の製造が見送られるなど、検測専用車両そのものが終わりに近づいているのかもしれません。
こまち編成はすでに全車廃車、つばさ編成も保存の行方は不透明、もしEast iまで姿を消せば、E3系の系譜を示す車両は、一両も保存されないことになるかもしれません。
新幹線史を語る上でも、ぜひどこかで後世に残してほしい、そんな思いを抱きながら見送った一枚です。
(※なお、現時点で引退報道は出ておりません)
東北新幹線 福島〜郡山間 2025年9月
Nikon Z9, AF-S 70-200mm f2.8G ED VR II, 1/8000, F6.3, ISO800 (約140mm)
↓使用したレンズはこちら↓